THE MARANTZ 7

なぜ今なお、
Marantz 7なのか。

Marantz 7を30台以上聴き比べた経験から見えてきた、回路図だけでは語れない音について。

同じMarantz 7なのに、同じ音がしない。

一台、また一台。シリアル番号、年代、真空管、コンデンサー、抵抗、ボリューム、整流器。気がつけば30台を超えるMarantz 7と向き合っていました。

そこで分かったのは、Marantz 7というアンプは、回路図だけでは語れないということでした。

小さな部品の積み重ねが、Marantz 7という音を作っている。

可能な限り当時の状態を保った個体には、独特の太さ、温度、立ち上がり、そして音楽の生々しさがありました。しかし、時間だけは止められません。部品は劣化し、良質なオリジナル部品は世界から少しずつ消えていきます。

暖かな試聴室に置かれたMarantz 7

オリジナルであることと、本来の音を鳴らすこと。

その二つは、時間の経過とともに必ずしも同じ意味ではなくなりました。だから私たちは、オリジナルを無条件に崇拝することも、古い部品を無条件に交換することもしません。

その一台が今どの状態にあり、何を残し、何を整えるべきか。音を聴き、状態を見て、一台ごとに考えます。

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